よくある質問
導入前
「スラットコンベア」とは、どういうものですか?
①かず物の重量物を搬送するのに適します。
②連続した平板で構成された搬送スペースが、順次スライドして移動する設備です。
③強度を持たせた平板を、キャタピラー状に連続して敷き詰めるので、幾分コスト高になります。
「スラットコンベア」の導入は初めてなのですが...
はじめてスラットコンベアを導入される場合は、まずコンベアを構成するために必 要な情報を整理するところから始めましょう。お見積のご依頼ページを参考にしてください。確認すべき項目(搬送条件)が整理されています。
「スラットコンベア」導入のメリットは?
①天井クレーン等でワークを吊上げて移動する場合と比較して、落下の危険性がなく安全面において圧倒的な安心感が得られます。また移動経路の確保や、吊上げ・ 移動に関わる作業工数も不要となります。
②ワークの大型化に伴い重量増になっても、コンベア上に負荷される荷重条件を従来と同等にすることで柔軟な運用が可能です。
※ワークが大型化した場合も、接地部分の面積を大きくとることで荷重を分散させることが可能です。天井クレーンの場合は定格荷重が決まっており、融通がききづらい面があります。
③「作業エリア」がそのまま「搬送通路」となり、省スペース化が図れます。
④コンベア幅をワーク幅より広くすることにより、「ワーク」 「作業者」 「作業用工具台車」 が同時に同一平面上を移動するので、作業者は実作業に集中できます。
⑤ピットに埋設した場合、床面とフラットにして凹凸をなくせるので、作業者に転倒の心配がなく安全です。
※最近は「安全性」 に着目したお引合いが多くなっています。安全性が毀損された場合の代償を重く見てのことと思われます。
仕様について
「スラットコンベア」の構造は?
アタッチメント付コンベアチェーンにスラット板(平板)を取付け、その下をフレームで支える構造になっています。搬送物の重量や寸法により、必要かつ十分な強度を持ったスラット板やフレームを、都度設計する必要があります。
また構造上、スラット板(平板)をチェーンの全周にわたって取付ける必要がある為、コスト的に厳しい制限がある場合は、他の搬送方法を選択せざるを得ないケースもあります。
COKではお客様の事情も鑑み、必ずしもスラットコンベアが必要ではないケースにおいては、他の搬送方法への変更をアドバイスさせて頂いております。
COKのスラットコンベアで運べるワーク単体の最大重量は?
個々の仕様に合わせて設計しますので、制限はありません。 納入実績やお引合いの中では、ワーク単体で750トンが最大です。 もちろんこれを超える条件でも検討可能です。 実績数では、単体で数トンから25トン前後の範囲を扱うケースが多いです。
COKのスラットコンベアで運べる最大の積載重量は?
個々の仕様に合わせて設計しますので、制限はありません。 納入実績やお引合いの中では、総重量で1600トンが最大です。 もちろんこれを超える条件でも検討可能です。 実績数では、総重量で10トンから250トン前後の範囲を扱うケースが多いです。
COKのスラットコンベア搬送部の最大寸法は?
個々の仕様に合わせて設計しますので、制限はありません。 納入実績やお引合いの中では、幅方向で9m ・搬送方向で約120m が最大です。 もちろんこれを超える条件でも検討可能です。 実績数では、幅方向で4m ・搬送方向で50m 前後のケースが多いです。
製品ラインナップは?
性質上、個々の仕様にあわせた設計ですのでグループ分けが難しいのですが、 その外観から4つのタイプに分類できます。
①1列/ピット埋込みタイプ
②2列/ピット埋込みタイプ
③1列/床上据付タイプ
④2列/床上据付タイプ
⑤その他のタイプ(特別仕様)
床上据付タイプの搬送高さは?
負荷条件にもよりますが、高さ350mm程度(場合によっては250mm)で構成可能です。
〈例〉ワーク単体重量約4トン(4輪車)の場合、床上高さ350mmにて実績あり。
〈例〉ワーク単体重量約3トン(履帯式)の場合、床上高さ250mmにて実績あり。
生産状況の見える化について
生産状況の「見える化」は、どこまで対応可能か?
ユーザ様がご要望されるステップに応じて対応致します。
①リリーフマン呼出し
呼出ボタンによりメロディー警報を鳴らす
②コンベア停止
停止ボタンによりメロディー警報を鳴らし、コンベア停止
③リアルタイムアンドンモニタ
各工程の呼出・停止情報を大型モニタにリアルタイム表示
④ラインストップ統計情報
停止・呼出の回数と時間を集計して統計情報を作成する
⑤ラインストップ要因解析
呼出・停止情報に要因や起因職場の情報を加えてより詳細な分析を行う
⑥改善PDCA
ライン停止の原因解析、改善策検討、実施、効果の検証、承認までをシステム上で管理する
⑦生産リードタイム
各生産工程の着完情報を収集してリードタイムを見える化